- 前回の勉強内容
- イーサネットは、コンピュータネットワークにおける有線LANの規格です。
- イーサネット機器にあるLANケーブルの差込口の仕様にはMDIとMDI-Xの2種類あります。
- MACアドレスは、ネットワークに接続する機器を識別する16進数のアドレスです。
- ルーターは、異なるネットワーク同士を接続する機器です。
- 次回の勉強内容
前回の勉強内容
イーサネットは、コンピュータネットワークにおける有線LANの規格です。
有線LANを使うときの「物理層」と「データリンク層」の仕様を決めている規格です。
イーサネットフレームは、イーサネットでの通信で使用するデータフォーマットのことです。
OSI基本参照モデル各層ごとにヘッダをフレームに入れていくので、宛先情報の送出順序は「宛先MACアドレス > 宛先IPアドレス > 宛先ポート番号」になります。
イーサネット機器にあるLANケーブルの差込口の仕様にはMDIとMDI-Xの2種類あります。
LANケーブルのコネクタには8このピンがあります。
ポート | 送信用のピン | 受信用のピン |
---|---|---|
MDI (Medium Dependent Interface) |
1と2番 | 3と6番 |
MDI-X | 3と6番 | 1と2番 |
ポートを正しくつなぐには接続機器によってストレートケーブルとクロスケーブルを使い分ける必要があります。
Automatic MDI/MDI-Xは、コネクタの送信端子と受信端子が正しい組合せとなるように自動で判別して切り替える機能なので、対応しているケーブルを使えばケーブルの使い分けを気にしなくてすみます。
PCやスイッチングハブがもつイーサネットインタフェース(物理ポート)の,Automatic MDI/MDI-Xの機能はどれか。
- コネクタの送信端子と受信端子が正しい組合せとなるように,自動で判別して切り替える機能
- 接続した機器のアドレスを学習し,イーサネットフレームを該当するインタフェースにだけ転送する機能
- 通信経路のループを自動的に検出する機能
- 通信速度や,全二重と半二重のデータ通信モードを自動的に設定する機能
MACアドレスは、ネットワークに接続する機器を識別する16進数のアドレスです。
悪さをしている機器を探し出す -- No.3 MACアドレスから機器のメーカーを調べる | 日経クロステック(xTECH)
MACアドレスの構成には決まりがあります。
位置 | 意味 |
---|---|
最初の24ビット | ベンダーID(OUI) |
次の8ビット | 機種ID |
最後の16ビット | 製品のシリアルID |
(参照元)平成24年秋期問33 MACアドレスの構成|基本情報技術者試験.com
ルーターは、異なるネットワーク同士を接続する機器です。
複数のネットワークをOSI基本参照モデルの第3層(ネットワーク層)で接続し、パケットを中継します。
ルーターは「パケットのあて先端末のIPアドレス」と「MACアドレス」に基づいて、宛先のルータだけに中継します。
伝送媒体やアクセス制御方式の異なるネットワークの接続が可能であり、送信データのIPアドレスを識別し、データの転送経路を決定します。